第36回 価格は誰が決めるのか?(2)

<供給量による変化>

農業でも豊作のときは価格が下がり、凶作の時は価格が上がりますね。

 

今年は米が豊作で米価が先物価格で3割も下がってしまいました。

消費者にとってはありがたいことですが、農家の方は苦しんでいます。

 

これは供給量の変化による価格の変化です。

 

だから、

価格が高くなれば「商品の量が少ない(供給が少ない)」

価格が安くなれば「商品の量が多い(供給が多い)」

と予測することもできるのです。

 

<需要量による変化>

一方で豊作なのに米価が下がらない時もあります。

 

例えばある年は豊作でした。

しかし、米価は下がるどころか上がってしましました。

 

なぜなら空前のごはんブームが起きたからです。

米の消費量は例年比の2倍です!

(実際に米の消費量が爆発的に増えたことはありません)

 

すると、需要が大きくなるので、供給量が多くても価格は下がりません。

 

これは需要量の変化による価格の変化です。

 

このように、需要量や供給量の変化により、

商品の「希少性」=「価値」が変化するので価格は変動します。



 

<価格のはたらき>

もう一つ。価格が変わると買う量が変わります。

 

誰にでも予算があります。その予算内で買う量を決めなければなりません。

そのため、先ほどの米であれば米の価格が安くなったら買う量が増えますね。

逆に、米の価格が高くなったら買う量が減ります。

 

つまり、たくさんあるものは価格が安くなり、たくさん消費できます。

少ししかないものは、価格が高いので、あまり消費できません。

 

したがって、「価格」はその商品の「希少性」=「価値」を伝えるとともに、

私たちの消費量も調整するはたらきを持っているのです。

同じ商品の場合、価格が安いものは売れ、高いものはなかなか売れないのです。



<価格は市場が決定する>

ここまで確認したことが基本的な「需要と供給の関係」です。

このように、価格は需要と供給の関係で決まります。

つまり、価格は売り手と買い手から成り立つ市場で決定されるのです。

 

したがって、くらしのマーケットのカテゴリーごとの料金も

このような需要と供給の関係で決まります。

 

ただしこれは全て同じ商品と仮定した場合の話です

 

現実には多様な商品やサービスがあるので簡単には語れません。

しかし、市場が価格を決定するという基本は変わりません。

 

では、市場を構成する売り手と買い手では、

どちらが価格決定の主導権を握っているのでしょうか?


次回は本題の「価格を決めるのは誰か?」について考えましょう。

 

続きはコチラ⇒第37回 価格は誰が決めるのか?(3) 

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